2017年3月20日 (月)

柿生中学校吹奏楽部の演奏会

 川崎市立柿生中学校吹奏楽部の定期演奏会が3月20日、麻生市民館で行われ、自分も久し振りのブラスバンドを楽しんできました。

 気楽な感じで出掛けましたが、柿中は予想以上にレベルの高い演奏。新年度の吹奏楽コンクールで課題曲となる『春風の通り道』から始まって、途中フルート四重奏や『前前前世』のブラス版などを織り込み、聴き手を飽きさせないプログラム。最後に三年生の卒業を見送ると、定員1000人のホールは拍手喝采に包まれました。

 麻生台団地から柿生駅に向かうとき、おっ越し山の頂上まで来ると、柿中ブラスバンドの響きがよく聞こえて来ます。こうして懸命に練習した結果が、今日の素晴らしいステージでした。また少し、柿生の街が輝いて見える気がします。
 普段VOCALOID、DTMで音楽を作っていますが、やはり生身の人間がその場で表現する迫力は格が違います。来年度から忙しくなっても、都合をつけて、ぜひ演奏会に行きたいものです。

2010年6月30日 (水)

トラウマを克服した日

 皆様お久しぶりです。開設当時の更新頻度に戻ってしまった−と言えばそれまでなのですが、今月はいつもの地域取材や鉄道・バス趣味も少なめでした。何をやっていたかと言うと、ほぼ1カ月の間、仕事以外は音楽活動に集中していました。

 小学校低学年のころまで、私はピアノを習っていました。バイエル教則本の90番ぐらいまでは弾けるようになり、これからの上達を両親も期待していたようです。財政が決して豊かとは言えないはずの我が家に、ヤマハ製の本格的なアップライトピアノが据え付けられるほどでした。
 そんなある日、ピアノの先生は突然、練習のテキストをバイエルから他の教則本に変えました。先生なりのレベルアップ策ではあったのかもしれませんが、今までと全く違う楽譜が目の前に現れて、私は鍵盤が弾けなくなりました。急速に意欲をなくした私は、間もなくピアノ教室を辞め、せっかくの自宅ピアノは調律もされずホコリをかぶる結果に。そして残されたものは、「自分には音楽を作ったり演奏したりすることはできない」というトラウマでした。10年後に業者が解体して持ち出すまで、自宅を無駄に占領していたピアノを見るたび、自分は身の置き所がないと感じたものです。

 ただ、音楽を聴くこと自体は続けており、クラシックを中心にFM放送のエアチェックも趣味にしていました。楽譜も通常のピアノ譜面、簡単なスコアなら、一応メロディーを追える程度の力も持っていました。この経験が、音楽演奏をやめて40年以上たった今日、突如としてパワーを発揮するとは想像もしませんでしたが…。

 5月11日のエントリで触れたVOCALOIDですが、私も2008年はじめに初音ミクを購入していました。クラシックの歌曲の楽譜があったので、ピアノ伴奏ともども譜面通りに打ち込んで歌わせてみました。ほとんど調整らしい調整をしていないべた打ちの歌声は電子音の域を出ず、伴奏も平板で、当時人気があったSNSサイト「ミクシィ」で公開したものの当然のように黙殺されてしまいました。
 「やっぱり自分には駄目なんだ」…心は折れたままでした。
 その後もニコニコ動画で、さまざまな作曲家のVOCALOIDオリジナル曲を楽しんでいましたが、しばらくは聴いているだけでした。2009年夏にメグッポイドを買ったものの、しばらくはPCの肥やしでした。

 転機は突然やってきました。
 VOCALOIDの中でも特に、メグッポイドの魅力にひかれた私は、ニコニコ動画で作品紹介のストリーミング生放送を毎週開催したり、外部検索サイトで楽曲を積極的に紹介したりしていました。その縁で何名かのVOCALOIDプロデューサーとも日常的に交流が生まれていました。
 そんな中、4月29日に初音ミク歌唱による「ARiA」(作詞・作曲=とくP)という楽曲が、ニコ動で公開されました。何名もの本職クリエーターが制作に携わったこの作品は、音楽もアニメーションもプロ仕様の出来映えで、私を含めたVOCALOIDファンの度肝を抜くことになります。
 しかしながらtwitterなどでファンやプロデューサーの意見を収集すると、作品への称賛は当然でしたが、意外にも「心が折れた」という声が多く聴かれたのです。要するに、ここまで凄い作品は自分に作れるわけがないという気持ちです。
 どうして? これまで素敵な音楽を作ってきた人たちが、なぜそんなことを言うの? 急に激しい気持ちがわき上がってきた私は、twitter上でこう叫びました。
 「ボーカロイドを持っている皆さん、心が折れたなんて言っている場合じゃないです。歌わせてあげましょうよ!思いっきりかわいく!私も頑張るから!」

 この一言を発したとたん、いつも懇意にしているメグッポイド曲プロデューサーの何人もがリツイート(発言を引用して自分のフォロワーに知らせること)で即座に反応。同時に、自分で発した言葉によって、自身にもスイッチが入りました。制作環境は既にそろっている。後は、かわいく歌わせてあげて、発表するだけ!

 後は、自分のどこにこれほどのパワーがあったのか、信じられないほどのペースで進みました。メグッポイドで歌唱データを作って、声の大きさやイントネーションなどを、あきることなく毎日調整。伴奏はMacintoshソフトのGarageBandで、標準装備の素材データを徹底的に改造してメロディーラインに合わせ、単純な打ち込みでは得られないオケ作りに成功。映像は麻生台団地の自室で撮ったものを使い、演奏時間1分の小曲ながら1カ月たっぷり愛を注ぎました。
 その結果、作詞も作曲も演奏も全部自分の手になる作品を、先週ついにニコ動で公開するまでにこぎつけました。音楽家になれないトラウマを、自分自身で打ち破った瞬間でした。
 うれしかったのは、公開直後から多くのリスナーに聴かれ、コメントを頂いたことです。音楽と真剣勝負している同好のプロデューサーの方々からも、好意的な感想が寄せられました。自分の歌がだれかに届いている−という、生まれて初めての経験に、胸が熱くなるのを抑えられませんでした。

 ここから得た教訓は、トラウマとかいっても所詮は根拠の弱い思いこみに過ぎないということ。考え方をちょっと変えるだけで、自分の可能性は思わぬところに解放されるということでした。
 だから、心が折れたと嘆く前に、心を奮い立たせて挑戦してみる。試す価値は十分あると思うのです。VOCALOID2、メグッポイドはそのことを私に教えてくれたことで、一生忘れられない製品になりそうです。

2010年5月12日 (水)

音楽は売れていないのか

 5月9日、お隣りの東京都大田区で行われた音楽系同人サークル即売会「ボーカロイドマスター(ボーマス)」に行ってきました。ヤマハの歌唱合成技術「VOCALOID」と各種DTMソフトなどで音楽を制作し、CDやDVDに焼いたものを会場で頒布しています。またVOCALOID利用製品のキャラクター(初音ミク、メグッポイドなど)による漫画や小説の二次創作、コスプレで参加する人もいて、音楽を中心としながらさまざまな分野の表現者が集結していました。
 一般的な音楽シーンから見ると、合成音声はアーティストが録音する前の仮歌ツールであり、そのまま一つの作品として発表する流れにはなっていません。ただ、一部のマニアの動きにすぎないと断じてしまうと、一般入場だけでこの会場に老若男女2000人が全国から集結したことを説明できないでしょう。ニコニコ動画でプロモーション作品を公開しているだけのプロデューサーが、1000円の自作アルバム数百枚を一日で売り切ってしまう事実も理解できないでしょう。
 VOCALOIDが普及する前から、動画共有サイトなどをメインステージとして音楽活動をするアーティストは存在しました。そして2007年8月末にクリプトン・フューチャー・メディアが発売した3人目の日本語VOCALOID・初音ミクにより、自宅のパソコン程度でも美しいボーカル入りの歌が制作できることに多くの人が気付いたのでした。それから3年、プロ・アマチュアを問わず多くの音楽愛好家が活動してきた結果、ニコニコ動画ではVOCALOID作品が三大人気ジャンルの一つ(他の2つは東方Project、アイドルマスター)として確立するまでになっています。

 さて、ボーマス2日前の7日。「違法ダウンロード激増、音楽配信も急ブレーキ」という衝撃的な見出しが某新聞社サイトに踊りました。これまで右肩上がりで活況を呈してきた有料音楽配信の売上高が、昨年は前年比ほぼ横ばいの伸びにとどまったことを報じたもの。記事では日本レコード協会担当者の見解を引用する形で、「原因は無料の違法ダウンロードの激増」と断定していました。
 本当にそれほど悲惨なのかと、日本レコード協会の元資料を見ました。2009年有料音楽配信売上実績(四半期毎)で前年同期比マイナスになっているのは、サブスクリプションと言われる継続課金型サービスのもので、一般的なダウンロードコンテンツはシングル、アルバム、音楽ビデオとも微増しています。リストラや非正規労働者の切り捨てが横行し、可処分所得がものすごい勢いで減っている昨今にあって、この数字はむしろ健闘しているのではないかと思います。
 いわゆる海賊版の入手によって、正規商品を買うはずのユーザーが失われているケースは確かにあるでしょう。ただ本当に良い芸術作品の場合は、無料コンテンツを取得する方法を知っていても、それとは別にきちんとお金を払うのが普通ではないでしょうか。
 そのことを証明する一つの例が、先に紹介したボーマスの会場で見られます。筆者が訪れたサークルの幾つかでは、VOCALOID歌唱の音楽アルバムが山と積まれ、買い求めようとする人の列が建物の外まで伸びていました。しかしこれらのアルバムCD、収録曲のほとんどはニコニコ動画で公開されているものであり、無料の一般会員でもPV付きでいくらでも視聴できます。それにもかかわらず、有料でしかも動画データが見られないCDアルバムにこれだけの需要があるということは、お金を払わないと得られない何かがあると言えます。筆者の場合、それは製品の購入を通じて音楽家の活動を支援しているという実感、必要な音楽作品に対して必要な対価を払っているという充足感だったりします。
 商業音楽にしても、こうしたことをユーザーにもたらしてくれる作品であれば、それ相応に売れるはずなのです。海賊版の試聴で済まされてしまうような商品は、しょせんそれだけの物でしかないということ。記事で煽られている危機が本当にやってきているのだとしたら、聴き手の心に響かないところに行ってしまった音楽業界自身が、足下を見つめ直さない限り解決はあり得ないと思います。

2010年3月 8日 (月)

【只今回覧中】28日に昭和音大で演奏会

 高校生までの団員で組織する「しょうわジュニアオーケストラ」第5回定期演奏会が28日午後2時から、新百合ヶ丘駅南口の昭和音大ホール「テアトロ ジーリオ ショウワ」で開催されます。曲目はベートーヴェンのフィデリオ序曲、交響曲第5番、ビゼーのカルメン組曲など。入場無料(未就学児の入場は不可)。ちょっと行ってこようかなと思います。

2005年12月25日 (日)

小原聖子&柿生一族40周年コンサート

kl_mp37jk_d6023_050122 麻生台通信読者の方から強力なリクエストがありましたので(笑)、24日に狛江・エコルマホール(写真)で行われたコンサートにも触れておきましょう。
 日本のクラシックギターの先駆者である故・小原安正氏の血筋を受け継ぎ、麻生区内でギター教室を運営しておられる小原聖子さんと、その薫陶を受けたギタリストの皆さんがクリスマスコンサートに集合しました。バッハのリュート組曲独奏など、ギタリスト個人の高度な技巧も光りましたが、私にとっては第三部の合奏が最高。小原さんは合奏の席にいるだけで華がありました。
 来年も音楽に親しむ1年にしたいものです。

2005年12月11日 (日)

かわさき市民第九コンサート

muza11日、ミューザ川崎シンフォニーホール(写真)で行われたエグモント&第九コンサートに行ってきました。柿生からだと渋谷、新宿よりも遠い気がする川崎ですが、行ってよかった! 高津市民オケ、市民合唱団とも予想以上にハイレベルの仕上がりで、演奏が終わった瞬間に思わずブラボーと叫んでしまいました。我が家と同じ団地に住んでいる方がアルトで参加されていて、切符の手配その他、大変お世話になりました。
 やっぱり生演奏の第九は(・∀・)イイ!!

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