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2006年5月

2006年5月28日 (日)

禁煙車でタバコを吸うこと

 週末、所用で長野新幹線に乗ったときのことです。帰りの列車が秋葉原のトンネルをくぐって東京駅に着こうとしたその時、3号車(自由席)のはじっこの座席で、浅間山ならぬタバコの煙が一筋立つと同時に、男同士の言い争う声が上がりました。
 禁煙車の表示がある、新幹線の車内で喫煙したことを咎めた小太りの男性。それに対して訳の分からない事を言いながら食ってかかる細身の男性。列車が東京駅に着き、降りる人々の勢いに蹴散らされるまで、その言い争いは続きました。

 そういえば、現在の長野新幹線は全面禁煙だけど、去年の冬まで3号車は喫煙OKでした。
 もし、この場面が去年起きたとしたら、たぶん小太り氏は怒声を発しなかっただろうと、勝手に推測してみる。
 だとすると、細身氏の行為が許せなかった本当の理由は、(1)単にタバコが煙たくて不愉快だった(2)タバコを吸いたくて我慢しているのに、吸っている奴がうらやましかった(3)JRが禁煙車と決めたのに、掟を破った人間がいることに耐えられなかった−の、どれなんだろうかと考え込んでしまうわけです。

 どう見ても、禁煙車でタバコを吸う人の方に非があることは明らかなので、タバコを吸っていない自分の怒りをその人に向けることは正当化されます。タバコが嫌いだというついでに、自分の仕事がうまくいかない事や彼女に振られた事や頭上から鳩の糞を浴びた事や、もろもろのストレスを全部他人にぶつけることもできます。
 そして、また勝手な推測が入りますが、電車の中の喫煙に激怒した小太り氏が、職場で席を並べるヘビースモーカーの同僚・上司に「タバコを吸うな!」と毎日叫ぶとは考えにくい。いや、小太り氏自身、実はタバコ大好き人間かもしれない。となると、細身氏がタバコを吸ったか吸わないかは実際のところどうでも良くて、常日ごろ溜まりに溜まった怒りのエネルギーを発散させるトリガーに過ぎなかった。そんな可能性すら出てきます。

 私自身は、タバコを吸わないし、あの煙も好きではありません。車内に煙をまき散らした細身氏の行為は不愉快に感じました。かといって、「禁煙車で吸うな!」というフレーズの次に、相手を口汚く罵る言葉を連ねた小太り氏の対応にも、両手を挙げて賛同する気にはなれないのでした。

2006年5月22日 (月)

柿生マンション問題、その後

 5月7日のエントリで現地見学会の模様をお伝えした上麻生7丁目のマンション建設計画ですが、川崎市は今月、開発許可および建築確認の手続きに応じました。市議会環境委員会に地元住民の請願が付託され、その審議がまさに始まろうとしている矢先の出来事でした。環境保全と建築確認は別の部署の担当で、縦割り行政の弊害に住民が翻弄された形です。
 この事態を受けて21日夜、地元の会館で住民集会が行われました。私は終了間際に会場入りしたので詳しい内容は書けませんが、法的手続きが済んでしまったため、実際問題としてマンション建設をやめさせることは非常に厳しい情勢であるとの空気でした。今後は、自然破壊と生活破壊を最小限に食い止めるため、住民が知恵を絞ることになるでしょう。

2006年5月15日 (月)

交通博物館が消えた日

 5月14日、神田須田町の交通博物館が閉館となりました。現地に行った人のリポートからは、普段経験したことのない数の人々がここに集まり、博物館の消滅を惜しんだ様子がひしひしと伝わってきます。私はこの日は仕事で、現場には立ち会っていませんが、小学生のときから数えきれないほど足を運んだ場所がまた一つ消えたことは悲しくてなりません。

 館内のディスプレーで一番好きだったのは、実は電車のモックアップ(車体の一部分の模造品)でした。中央線の101系は、ドアエンジンのスイッチを操作すると、実際にドアが開閉します。普段なら絶対できないことを、車掌の気分になり切ってできました。また修学旅行電車の167系は、座席に大型のテーブルが仕込んであり、館内で買った日本食堂の駅弁で旅行気分に浸ったものでした。

 鉄道友の会の例会、イベント会場としても、博物館はよく利用させてもらいました。2階の休憩所を半分借り切って鉄道模型の運転会も行いました。ガタの来た机を並べてHOゲージの線路を引き、紙と木で作った中央線快速電車を得意になって走らせていたら、線路から落ち、参加者のお尻の下敷きとなって大破したのも今では思い出です。

 来年もっと大規模な「鉄道博物館」が大宮に完成して、館内の資料は引き継がれることになっているから、嘆く必要はないという見方もできるでしょう。ただ、ここはあくまでも「交通博物館」。鉄道が主体ではあっても、バスや船、飛行機を含めた総合的な乗り物の殿堂だったのでした。大宮のディスプレー内容がどのようになるかは分かりませんが、鉄道(JR関係)以外の展示が今の水準を維持できるのか、ちょっと心配です。しかも今までなら、新百合ヶ丘から多摩急行一本(新御茶ノ水)で博物館に行けたのに、来年からは新宿から埼京線乗り換えでかなり遠くなってしまいます。

2006年5月11日 (木)

麻生台団地管理組合総会は28日

 麻生台団地管理組合の総会は5月28日(日曜)、午後1時から3時まで、上麻生7丁目・柿の実幼稚園ホールで開催されます。今年の会場は集会所ではありません。これに先立って団地全戸に議案書が配布され、18日までに出欠(議決権行使)回答を号棟代表あて提出することになっています。
 今回の総会では、駐車場整備委員会の設置など、住民の生活に直結する重要議案が多数あります。18年度予算案も、前年度にはなかった支出科目が存在し、総会での質疑応答は今まで以上に重視されるでしょう。総会に出席できない人も含め、議案書を十分に読み込んだ上で、自分なりの賛否を明確に意思表示することが欠かせません。

2006年5月 7日 (日)

「まちづくりフェスタ」溝口で開催(5/28)

 「市民の力で守ろう 川崎北部の緑と自然」をテーマに、第12回「公害・環境、健康 まちづくりフェスタ」が5月28日午前11時から、川崎市高津区の東急溝の口駅前ペデストリアンデッキで開催されます。当日は市民から募集した写真をパネル展示するほか、専門家による相談コーナー、歌や踊りの舞台もあるそうです。
 川崎の公害・環境問題といえば、京浜工業地帯を抱える南部地域がクローズアップされてきましたが、むしろ最近は北部4区(麻生、宮前、多摩、高津)の方が深刻になってきています。手付かずの自然が残っていたところに、乱開発、道路建設がものすごい勢いで進んだ結果、自動車の増加、緑の激減による大気汚染がひどくなり、関係者の話ではぜんそくにかかる人の増加率が南部より高いのだとか。
 いつもの駅、乗り換えの途中で少しだけ足を止めて、環境問題を考えてみるのも良いのではないでしょうか。

おっ越し山に洞窟発見=柿生マンション計画見学会(2)

Dsc03409 「きゃー、変な虫がいるぅ」。無数の手足と触角を気ぜわしく動かしながら、壁に張り付く得体の知れない虫。手掘りの洞穴を、前の人のお尻を目印にして必死に追っていくと、真っ暗な池の上に浮かび上がる弁天様の像…。
 普段なにげなく歩いている、おっ越し山の地下には、延長数十メートルの洞窟がありました。今回、マンション調査の一行が地権者の方から特に許可をいただき、みんなで入ったときの写真がこれです。同行した自然観察指導員の高橋さんによると、この辺は太古の昔は海だった所で、洞窟からは海の魚やトドの化石が出土しているとのこと。おっ越し山には、まだまだ知られざる魅力がいっぱいです。

現地を見てほしい=柿生マンション計画見学会(1)

Dsc03419 住民の反対運動が展開されている上麻生7丁目・おっ越し山の高層マンション建設計画で、実際に現地の状況を知るための見学会が7日に行われました。小雨にもかかわらず30名を越える参加者が、おっ越し山の南斜面に当たる現地を目の当たりにして、「ここにマンションなんか建てたら絶対にいけない」との声が一斉に上がりました。

 事業主の会社が昨年12月、関係住民に配布した資料によると、計画は上麻生7丁目274他(地番)の宅地造成工事規制区域内約5000平方メートルに、地上9階のマンションを建設するというもの。ただし、この区域では川崎市の条例で7階を越えてはならないはずで、業者は「地上7階、地下2階」として許可申請を出しています。また隣接地の民家とも異常に接近しており、建築計画にかなりの無理があるのは否めません。

 しかし一番の問題は、何といっても、周辺の住民に愛されてきたおっ越し山の豊かな自然が、このマンション1棟で大規模に破壊されることでしょう。麻生台団地から柿生中学校に抜ける道を歩くだけでも、竹やコナラの緑に、ウグイス、コジュケイといった野鳥のさえずりが心を癒してくれます。この南斜面が重機によって見る影もなく掘り返され、条例をすり抜けるための無意味な盛り土がなされた上に、コンクリートジャングルの大きなマンションが建とうとしています。木や竹を伐採して自然の保水力が失われると、大雨が降って崖が崩れ、近隣住民ばかりかマンションに入居した人々も生命・財産の危険にさらされます。
 こうしたことは、実際に現地を訪れれば容易に想像のつくことですが、都心の事務所の机上で設計図を引いているだけでは、思いをはせること自体が無理でしょう。許認可権限を持つ宮本町(川崎市役所)の担当者の皆さんともども、ぜひ現地を見てから、建築の是非を判断して欲しいと切に思います。

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